カリカリ異音のBB30 対策してみた (序)

BB30

私のキャノンデールCAAD8 2015のボトムブラケットの規格はBB30。BB30と言えば「異音」。もうインターネットで検索すれば、いくらでも出てくる「BB30の異音問題」。当然、私はそんなことは何も知らずにCAAD8を買ったのですが、そんな私にも乗り始めて1か月できっちり「異音君」登場!

最初は乗車中なんかカリカリと音がするなあくらいな感じで、当時はBB30の異音問題なんて知らなかったから、「???」でしたが、その内、登り坂でペダルを踏み込んだ時に音が出ていることに気づき、インターネットで検索してみると出てくる、出てくる、BB30の異音の報告。しかし、幸いなことにインターネットの上では「どうやったら異音を解消できるか?」に関しても、これまた豊富な情報を入手することができます。でも、ちょっと困っちゃうのは、それらの原因の分析と解決法がどれも微妙に違うこと。そして、どの原因・解決方法にも「大体の異音の原因はコレですが、コレでほぼ解決できます!」って書いてあること・・・うーむ、「大体」って便利な言葉ですからね・・・

直接的な原因はBBのパーツ、もしくはBB周辺のフレームにトルクがかかった時に何らかの振動が発生して音がでる、っていうことらしいんですけど、その原因箇所の特定の段階ですでに複数の可能性があります。

あっ、異音のあるなし関係なく、基本的なBB30のメンテナンス方法としては、このYoutubeがお勧めです。本家本元の解説ですから、ここから始めるのが最もリスクが少ないでしょう。

さて、BB30の異音の原因箇所として一番多く語られてると思われるのは「ベアリングのアウターレースとフレームとの接触部分」。BB30のようなBBはベアリングをフレームに圧入しています。ねじ込んでいるわけではなく、あくまでも圧入ですから、ちゃんと圧入で来ていたとしても使用している内に密着度合いが低下し、そこにトルクがかかることで軋みが生じてぱきぱきという音が発生する。

これは確かにアリだとよなぁ、という感じですね。と同時に、これが自分の自転車のベアリングとフレームの間で発生しているのかと思うと、とても気分が悪くなります。なんか、すぐにでも軋みからゆがみや削れが発生して、フレームが使い物にならなくなってしまいそうでホント怖いですね。(実際は音が出たからと言ってその時点では状況はあまり深刻ではないようですけど。)

このケースでの解決方法はベアリングを外して新品ベアリングを再圧入。その際に固いシリコングリス(ワコーズのブレーキプロテクタ推奨)を圧着部分とクランクシャフトにたっぷり塗るというもの。上のビデオでほぼすべての行程が説明されています。

次はクランクシャフトの傷、クランクシャフトは右と左のクランクを接続している棒ですがベアリングと一緒に回転しています。ベアリングのインナーレースとクランクシャフトは密着しているわけではなく、接触しつつもわずかな隙間がある状態です。そのため、利用している内に、そこの摩擦からシャフトに傷がつき、それがひどくなるとシャフトとベアリングの間にガタが発生します。傷やガタのある状態でトルクがかかると、そこで軋みが発生し音が出る、ということのようです。これも気持ちいいものではありませんが、フレームではなくてクランクのシャフトということですから、解決するための費用を考えると若干気が楽です。この場合、解決策は傷の程度が浅ければサンドペーパーで磨く、酷ければクランクシャフト交換ということになるんでしょうね。

3つ目は、これはインターネットで見つけた情報ではなく、自転車屋さん直接から聞いた話なのですが、ベアリングのボールの傷やグリス切れから異音が発生するというもの。BB30に使われているベアリングはボールベアリングで、ボールベアリングのスムーズな回転の肝は中のボールの精度と程度になります。通常、ボールとレースの間にはグリスが充填されて、ボールがスムーズに回転するようになっているのですが、長時間利用しているベアリングではグリスが切れたりボールに傷が入ったりして、スムーズに回転しなくなってしまいます。そうなると、ボールの動きが乱れ不規則な接触がおこりそこから異音が発生するというもの。これもイメージしやすいですね。また、これが原因だとすると、傷が浅ければベアリングにグリスを再充填するだけですからお財布にもとても優しいですね。私の自転車の異音の原因はこれであってほしいものです。ベアリングボールの傷がひどい場合には、一番目と同じく新品ベアリングへの交換となってしまいますけど。

BB30に使われているのはこのタイプ。ゴムシール接触型の6806LLU

乗り始めて1か月で発生した異音に対して、迷いなく3番目のパターンで状況はそんなに深刻じゃないと勝手に想定し、ベアリングのグリス切れに対する対応を行いました。1番目のパターンとして対応する場合、圧入されたベアリングを抜くのは特殊工具が必要ですし、フレームに対して何度もベアリングの取り外し、圧入を繰り返すこと自体が、フレームを痛めてフレームとベアリングとの圧着度合いを低下させてしまうリスクがあるため、それは最後の選択肢とします。あと、2番目のクランクシャフトの傷に関しては、クランクを外して確認してもきれいなもんでしたので、今回の原因としては除外でした。

3番目の対応作業は本当に簡単です。クランクを取り外し、ベアリングをむき出しにし、ゴムシールを引きはがし、グリスを詰め込んで、あとは逆の順番で組付けてゆくだけ。

はい、異音消えました、きれいさっぱり。あの自転車屋さん、いいこと教えてくれたなぁ。出費ゼロですから。

しかし、実はこの時点からBB30との戦いが静かに始まっておりました・・・(これはそのうち続きます。)

でも、BB30から異音が出たら、まずはベアリング自体にグリスアップっていうのは、まず最初にやってみることとしては完全にアリですね。

コメント

  1. […] カリカリ異音のBB30 対策してみた (序)私のキャノンデールCAAD8 2015のボト… […]

タイトルとURLをコピーしました